産業保健について

産業医とは、事業場において労働者の健康管理等について、専門的な立場から指導・助言を行う医師を言います。 労働安全衛生法により、一定の規模の事業場には産業医の選任が義務付けられています。

産業医の選定条件

①常時50人以上の労働者を使用する事業場 →属託産業医の選任

②常時使用する労働者の数が3,000人を越える事業場 →属託産業医を2人以上選任

③常時1,000人以上の労働者を使用する事業場又は有害業務に常時500人以上の 労働者を従事させる事業場 →専属産業医の選任 産業医の導入に関して、上記の選定条件からも主に大企業の製造業を念頭に制度設計がなされてきました。

しかし、昨今の社会状況の変化から国内の主要産業形態はIT、サービス業へと移行しています。 また、大企業での終身雇用制度に陰りが見え、ベンチャーなどの起業者が増えています。

使用者の安全配慮義務

政府の推進する「働き方改革」では、企業経営の在り方についても言及されております。 労働基準法と相まって、職場における労働者の安全と健康の確保と共に、快適な職場環境の形成が求められています。 快適な職場環境の形成は、企業規模の大小に関わらず必要なことであり、昨今の主要業態の移行からメンタルヘルスへの対応が重視されています。

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